自己紹介
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先生の移動が発表され、次男のコーディネーターで支援学級の先生が転任されることになりました。
次男は「ふーん」という感じでしたが、私のほうがショックを受けてしまい…。
次男の誕生日に音の出るバースデーカードをくださったり、音楽会に参加したくない次男に根気よく関わってくださり一緒に練習してなんとか音楽会に出ることができました。
去年、転任されてきたばっかりなのでまだまだ居るとばかり思っていたのです。
次男に「離任式、参加するかどうかはわからないけどコーディネーターの先生にはカードもらったり一緒に練習したりたくさん良くしてもらったんだからお別れの言葉を言わないと」と伝えました。
「めんどくさい」「行きたくない」とは言いつつも、次男自身もお世話になった気持ちはあるようで「10分で帰るから」と言いながら準備して、
「おれは卒業したから行きたくない」という長男に「あなたは卒業式で見送ってもらったんだから、今度は転任される先生たちを見送ってあげなさいよ」と話して二人まとめて連れていきました。
長男は「はー、めんどー」と言いつつもスタスタ下駄箱まで行ってしまい、次男は「10分だけよ!」と私とこそこそ児童の下駄箱ではないところから中に入りました。
コーディネーターの先生を見つけ次男は恥ずかしそうにそっぽを向いていましたが
「来てくれてうれしいよ、次男くん!」と言われてちょっとニヤリ。
「先生にお世話になったので挨拶しに来たんです。先生に会うためにきました」と私が代弁すると
「えー!嬉しすぎる。もう泣きそう!」と言ってくださるので次男のニヤニヤがとまらない。
しかし、次男は教室や体育館に行くことは拒否し別室でカードゲームをして式が終わるのを待つことに。
次男の担任も「良く来たね!」と喜んでいましたが、子どもたちのこともあるのでみんな居なくなってしました。
「おれ、かえりたい」
おぉ。誰も居ないしそうなるわな・・・。
私は悩んで会社に電話し「1時間ほど遅刻します」と伝えて次男と誰も居ない、学級ではない教室で『オセロ』『ナンジャモンジャ』などで楽しみました。
そんなこんなしていると離任式も終わりみんなが戻ってきて「もう帰る」と次男。
最後にもう一度、コーディネーターの先生にご挨拶に伺いました。
「次男くん、本当にありがとう。小学校またきてね。次の先生にも伝えているからね。次の先生は次男くんの通級指導教室の先生が移動でこっちの学校に来ることになったからね。知っている先生だから安心してね。」
次男の不安な気持ち、学校に来て欲しい先生の気持ちをまっすぐに伝えてもらえて次男も目は合わせないけど嬉しそうに感じました。
「先生、本当にありがとうございました。次男、帰ろうか」と次男に話すと。
「お母さん、ここ誰もいないよね?大きな声出してもいいかな?」と次男。
何を考えているの?と思いつつも「そうだね、誰も居ないから多少大きな声をだしてもかまわないと思うよ」そう伝えました。
次男は、きちんと体をただし、深くお辞儀をして
「ありがとうございました!!」
どの教室にも聞こえるほどに大きな声で言いました。
あぁ、嬉しいなぁ。本当に、嬉しいなぁ。
ちゃんと感謝を伝えるべき時にきちんと言える人になってくれている。
私が泣きそうになりました。
「ありがとう、本当にありがとう」コーディネーターの先生も嬉しそうだった。
私は次男の頭をなでまくり「あなたが誇らしい。素晴らしい人だわ」と伝えました。
あぁ。もう学校とか不登校とか今はどうでもいいわ。
こんな人間になってほしかったんだもの。
まっすぐに育ってほしかったんだもの。
母は嬉しいわ。
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