自己紹介
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発達がゆっくりの三男。
言葉が出るのが遅くて、年長の今ではそれなりにおしゃべりにはなりましたが、やはり他の子より言葉が出にくかったり喋りにくそうにしています。
そんな三男の年長最後の発表会。
年長なので発表会の司会もするそうで、三男は発表会の何日も前から登園前はメソメソしていました。
「先生に怒られるから行きたくない」「ぼくはみんなみたいにしゃべれない」
言語療育に通うことでかなり言葉もスムーズに発語できるようになってきましたが、三男は不安が強いようでした。
「三男、お母さんが先生にお話しておいてあげるよ。三男は辛いんだね」と伝えました。
担任に会えたタイミングで「三男が司会するのが辛いようです。どうしてもしないといけないのでしょうか?」と聞きました。
「一人一役で子どもたちは舞台に立つようになっています。三男くんには『どうしても難しければ立っているだけでもいいよ』と伝えています」と言われました。
はい。わかります。出来なかったことに挑戦して『頑張れば出来た』という成功体験をさせたいのです。
でも、成功体験は舞台に立たないとできないことではないのです。
三男がどこまでできるのか。背中を押すべきなのか。色々悩みました。
「三男、立ってるだけでも言いんだって先生が言ってたよ」とも伝えましたが、おそらく周りの先生たちは「がんばれ」「できるよ」と励ましてくれているのだろうなと思いました。
結局、発表会当日の朝もしくしく泣きながら準備して、私と手を繋いで発表会へ行きました。
舞台にたった三男は恥ずかしそうに首をかしげ、できることを頑張っているようでした。
そして、司会は。
何か喋っていたのですがよく聞き取れず…。周りの子に代弁してもらいながら舞台から降りていました。
成功体験?ただ辛い体験?
すべての演目を終えた三男はとてもスッキリとした顔をしていました。
「三男、がんばったね」と声をかけると「恥ずかしかった」と話していました。
『できた!』っていうより『終わった!』という感じで、そういうのもあるよねと思いながら帰宅しました。
帰宅してから三男は恥ずかしくてモジモジ舞台上でやっていたことを家の中では堂々とそして何度もして見せてくれました。
「すごいね、三男」
きっと本当は舞台でやりたかったんでしょう。でも、それが出来なくて家で一生懸命に見せてくれる三男が愛おしくてたまりませんでした。
よく頑張ったね。いっぱい練習したよね。ありがとう、三男。
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