ぽっふん日記

3兄弟 悩みや喜び とかとか

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親を亡くした子どもの心のケアについて🌿

自己紹介🌿

poffun.hatenablog.com

 

小6、小4、年長の息子たち。こんなに幼くして父親を亡くすだなんて思ってもなく、どこに相談するべきか考えました。

 

幸いにも小6の長男が定期通院している子どもの心療内科があったので、そこの予約を最短で取れる日を依頼。

 

夫が亡くなったのが7/22、最短でと依頼したのが7/26、実際に予約が取れたのは7/29でした。とても混み合う病院なので最短で、本当に早く予約を取ることができて良かったです。

 

県外の病院になるので夫の父親が心配して運転してくれることになりました。ありがたい。

 

予約を取る時に「現在通院中の〇〇(長男)です。彼の定期通院と彼の父親が亡くなったのでメンタルを見ていただきたく予約したいです。最短でお願いします。」と受付の方に伝えました。

 

 

そして、受診日当日。

 

実際の予約時間よりも30分以上早く到着しましたが、念のため受付へ声をかけました。ある不安もあったからです。

 

「本日、予約している〇〇(長男)です。今日は定期通院と彼の父親が死んだのでそのメンタルケアをお願いしたく予約していますが、主治医には伝わっていますか?」

 

「…いえ、先生に伝えるように言われました?伝えていませんよ。」

 

 

目の前がくらくらした。不安的中。

 

 

なんのための心療内科だ。心のケアが第一ではないのか。受付はAIじゃないだろう。人だろう。なんで患者の状態を主治医に伝えない。伝えようとしない。

 

私も一種の「受付業務」をしているのでお客(今でいう患者)についての情報は必要に応じて担当に報告している。今回の予約内容については報告するべき内容だと私でもわかる。

 

ハラワタが煮えくり返るとはこのことかと、怒りで震えた。

 

私の様子を見た受付の方は紙を持ってこられ「ここに内容を書いてくださったら先生に伝えます」と言われた。

 

怒りで文字がめちゃくちゃだったと思う。

 

でも、今、ここで怒鳴り散らすのも違うことは分かっている。

 

 

悔しかった。本当に早く子どものケアがしたくて回らない頭で考えて予約したのにと。まぁ、私の思いの一方通行なんですけどね。

そのくらいちょっとしたことでも世界中を恨んでしまいやすくなっていたんです。

 

一度、その場を後にして、予約時間に再び戻ってきました。

 

診察室に入ると、いつもはニコっと笑う先生が眉間にしわを寄せて、目を閉じていました。

 

「えっとね。今から大事なことを言います。まずね、絶対にしてはいけないこと。『負けないで』 『がんばって』っていう言葉。あとね、『無理をしないで』というのも良くない。彼らは無理をしている。確かに無理をしているんだけれども、【できる範囲の無理】をしているから、そこは『ありがとう』とか『助かるよ』とか伝えてください。あと、やってほしいこと。抱きしめること、『あいしてるよ』と伝えることです。」

 

私は泣きそうになりながら「それ(抱きしめる、『あいしてる』ということ)は、たくさんしています。ただ、私、1人なので3人みんなとなるとなかなか足りていないかもしれませんが…」と答えた。

 

「先生、学校で気をつけてもらいたいことはあるでしょうか?」家でももちろんだけれども、学校(幼稚園)でのケアも大事なので必死に聞いた。

 

「学校ではね。『いやだ、やらない』って言っても1回くらいは背中を押してあげてほしいな。『無理してやらなくてもいいよ』じゃなくて『まぁ、まぁ、ちょっとやってみようよ』と。あと、やっぱり彼らは分かっているからね。こっち(大人)の気持ちを。だから、『無理をしないで』は言わないほうがいい。」

 

この頃の私はすぐに物事を忘れてしまう状態だったのでスマホに必死でメモをして子どもたちを関わりそうな学校、幼稚園、祖父母などに伝えました。

 

以下、まとめて書きます。

 

 

*子どものメンタルケア*

 

やってはいけないこと

  • 「無理をしないで」という気遣う言葉かけ
  • 「負けないで」という応援する言葉かけ
  • 「無理をしてやらなくてもいいよ」という大人目線の優しさや気遣い

 

やってほしいこと

  • 抱きしめる
  • 「あいしてる」と言葉で伝える
  • 「ありがとう」「助かるよ」と感謝の言葉をつたえる

 

 

◯子どもは【できる範囲の無理】をしている。そのことを理解し、「ありがとう」「だいすきだよ」と言葉で伝える。

◯個人的見解ではあるが、子ども1人に対して保護者1人の時間(お互いを独り占めでの時間)を取ることが必要である。

 

 

今、思い返すと長男はとても私のフォローをしてくれようとしていました。洗濯物を干すのも今でも一緒にしています。もちろん、やらない日もありますが。

先生の教えてくれた『できる範囲の無理』をすごく感じています。

 

次男も、今までやったこともないのに食器を洗ってくれました。

 

三男は、洗濯物を干すのは身長が足りないので洗濯物を「はい」と手渡ししてくれました。

 

 

そんな中でも親子二人きりで、三男とお散歩の時間を作ったり、次男と「行ってみたい」という映画にでかけたり、長男と「アスレチックもう行けんよな…」という希望を叶えたり。

 

ちょっとだけのお互いの独り占めの時間で心がほぐれるのをとても感じます。

 

まだ、私の生活は本調子ではないし、子どもたちもこの先、どう心が変化していくか分かりませんが、私も『できる範囲の無理』をしていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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