自己紹介
今日は夫のお葬式の日。子どもたちの父親のお葬式の日。
子どもたちはいつものようにダラダラと朝食を食べて、長男と次男は学校の制服に三男は黒っぽい服を着替えさせる。
そろそろ家を出ないといけない時間だ。子どもたちに予め「◯時には家をでるよ」とは伝えているがそれでも、何度か声をかけないといけない。
次男は何度声をかけてもゲームをする手を止めようとしなかった。
「いかん!おれはいかん!」
そう叫ぶ。あぁ、心がきしむ。
「おまえ!今日は何の日かわかってんのか!?」長男が叫ぶ。
長男は「おれがお父さんになる」と言ってから、どうも次男と三男に対して強く言うようになってしまった。どうやら、本当に『お父さん』になろうとしているようだ。なんで小6のお父さんがいるのよ。いるわけないでしょうに。
長男に怒鳴られた次男は「わかってるよ!」と長男よりも大声で乱暴に部屋を出る。
いつもならやり過ごせる子どもたちのやりとりも今の私には本当にきつくて、呼吸がしんどくなる。
なんとか、子どもたちと一緒に車に乗って、夫の体のある葬儀場に向かった。
夫の体のある葬儀場。
なんて嫌な言葉だろうね。ほんと。
リンク
リンク
応援ここよ
↓ ↓ ↓ ↓