自己紹介
夫が夏休みに入ってすぐ、急死しました。
夏休みになる前には給食(私の住んでいる地域では、給食着は1人1つ必ず必要で給食を食べるときも着ている)もなくなり、体育もないので、そういった学校セットを持ち帰っており、洗濯していました。
そう、夫は子どもたちの給食着と体操服をいつものようにキレイに畳んで積み上げてくれていたのです。
どこまで亡くなった夫の跡を遺していくのか。
本当に悩むところです。(ゴムが伸びかけたパンツとかは速攻捨てますけど)
夫が子どもたちのために畳んでくれた学校のものたち。体操服はこの春に新調したばかりなので(もったいないでしょう)、遺すとしたら給食着。
私は、夏休みが開ける前に長男と次男に改まって聞きました。
「あのね、お父さんがあなたたちの給食着をいつものようにすごくキレイに畳んでくれているの。この給食着を遺したいのなら、新しい給食着を買ってくるよ。でも、お父さんが畳んでくれた給食着を着たいのならこのまま着てもいいよ。どうしたい?」
次男は「おれは遺したいから新しいの買ってくれ!」と即答しました。
長男は「おれはお父さんが畳んでくれたからこのままこれを使いたい。」としっかりした口調で話しました。
どっちの気持ちもものすごくわかる。切ない。聞いておきながら泣きそうになる私。
「わかったよ。じゃあ、次男は新しいの買おう。長男はこのまま手提げに戻しておくね」と伝えました。
どっちの気持ちも正しい。遺したい気持ちも使いたい気持ちも。2人のそれぞれの気持ちに寄り添いたいと心から思いました。
しかし、兄弟でこんなに違うんだもんなぁ。不思議だなぁ。
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