自己紹介
少し落ち着いてきたのでお話したいと思います。
*注意*
以下は『人の死』について書かれてあります。苦手な方は本編を読まないようにご注意ください。
夏休みに入ってすぐ。朝から暑く、私はすずみちゃん(『夏すずみ』というきゅうりを育ています)に水をあげ、「すずみちゃん、1本だけきゅうりできたけど、あとはさっぱりやわー」とか言いながら小学校の学用品を手洗いしていた。
夫はのんきにPC前にあぐらをかいて、マイクラで何やら装置を作っている。股の間にはスマホを置いてゲームをしていた。
私はイライラしていました。
こんなクソ暑い中、私は家のことをモリモリやってんのに本当にゲームばっかりだな。と。でも、いつものことで、私のイライラを感じ取った彼は率先して三男の世話をしたり、昼食後の食器洗いをしていました。
私は『よしよし』と心の中のトゲが少し取れ、子どもたちのスイミングの準備。
子ども3人を連れて「いってきまーす」と家をでた。
スイミングでは観覧席があり、ちょうど同じ時間帯にスイミングをしている友人といつものように合流。「今日さ−旦那がさー」と愚痴ったりしてスッキリ。
スイミングが終わり、帰宅すると、夫が倒れていた。
夫はよく倒れているふりをするユニークな人なので最初「いつものやつ?」と思った。私達が帰宅する時間を見計らってなんて律儀なサプライズしてるのよーと。
すぐに異変に気づいた。
夫の手の色が変色してきている。おそらく、1時間以上、心肺停止状態であった。(私は医者でも看護師でもないが何となく知識があります)
10分以上の心肺停止状態の蘇生率はほぼ0%。わかり切っていた。でも、私は0.000001%でも可能性があるのならそれにかけたかった。
「救急車呼んで!」
私は叫びながら救急対応のマニュアル通りに救急要請を周りにした。
子どもしかいねぇ・・・。
私は電話を片手に心臓マッサージを開始。「患者の年齢、性別、状態、いつからか、住所」そんなことを話しながら救急隊に言われた「奥さん、落ち着いてください。やってほしいことがあります」
「わかってます!心臓マッサージしてます!」
それから救急車が来るまで長く感じた。
「なにやってんのよ!」「ばか!」「ほんまになにしよんや!」
最近の心肺蘇生ではやらないという人工呼吸もやってみた。何かやらざるおえなかった。
しかし、私の緊張が強かったせいか口から空気が『ぶぶぶー』と漏れる。その音に三男がきゃっきゃっと笑い自分の腕を『ぶー!』と鳴らして笑っていた。
無邪気な三男と必死な私。呆然を見守る長男と次男。
遠くで救急車のサイレンが聞こえた。「長男!外に出て救急車に『ここです!』って叫んで」私はそう長男に言った。
長男は素早く外に飛び出て「ここです!」と叫んだ。力いっぱい叫んでいた。
救急隊が来て、心臓マッサージを交代してもらった。
自分の心臓がバクバクしている。
私はこのまま救急隊についていかなければいけない。子どもたちは?子どもたちは連れていけない。悩んだ末、義理実家(車で10分弱)に電話した。
「彼がおそらく、心肺停止状態です。今から救急車についていきます。子どもたちはこのまま家に置いておくので迎えに来てもらえますか?」
義理の母も動揺している。
そりゃそうだろう。息子の命に関わってる。
私は彼の保険証と自分の財布などいれたカバンを片手に救急隊についていった。
一旦ここまでにします。心臓がバクバクしてきました。なにやってんだ。私。
チョコと水出しコーヒーで落ち着こう。
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