自己紹介
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私が学生の時にアルバイトをしていたのが田舎のフランス料理屋さんをイメージしていたお店でした。
料理をしているマスター(私は店長と呼んでたけど店長は自分のことマスターと言っている)と、料理を運ぶ私。あと、2人ほど曜日交代で入っていたのです。
そのお店は私が在学中に閉店して、今は一人で和風フレンチのようなお店をされております。
私は勝手ながらお父さんのようなお兄さんのような、親しみを持っておりました。
私の知らないことをたくさん教えてくれるし、ちゃんと叱ってくれるし。
夫が死んだことも伝えていましたがずっと会えずにいました。そして、近くまで行く予定ができたので子どもたちを連れて会いに行くことにしたのです。
知らない場所が苦手で自分の行きたいところしか行かないような息子たちですが、私が「とてもお世話になった人」「お父さんとも一緒に行ったお店」と伝えると「わかったよ」と3人ともついてきたのです(奇跡だわ)
お店につくと、ちゃんと席に座った長男と次男、そして三男。
マスターから「こんにちわ」と声をかけられると「…こんにちは」とボソボソと返事をしていたのに感動してしまいました。
「もっとちゃんと大人になったら息子たちをつれて食事にきたいなぁ」とマスターに話すと「いや、遊びにくるだけでいい。(食事代が)高いからな。」と。
そうなんです。このマスターのお店、高いのです…。
妹がオーストラリアに行く前に食べに来たこともあるのですが、あれから8年以上経ってしまいました。
「えー、でも私、作ってもらった美味しいご飯が食べたいよー」とゴネてみると、「これをどうぞ」と中華の料理本を2冊くれたのです。
「えー!自分で作れって?!もっと?やだよー」と笑いながら言うと
「いいから、この本みて2,3品作ってみろ。すごくおすすめだぞ」と言われたのです。
甘やかしてくれないところがいいんですよね。はい、ちゃんと読んで作ってみますよ。
15分ほど滞在して三男が店内を探検しだしたのでお店を出ることにしました。
「またね。またくるね」と言うとお店の入口まで見送ってくれました。
「うん。しあわせにな」そう言われました。
う。泣きそうになる。
がんばれともまた違う、でも応援してくれている感じはしっかりと伝わってきました。
マスターが元気なうちにやっぱりちゃんとご飯食べに来よう。
私が牡蠣苦手なのちゃんと覚えていてくれてるかしら。生クリームとバターたっぷりのマッシュポテトが好きだったの忘れてないかしら。
昔より白髪が多くなったマスター。また必ず会いに行かないとな。
応援ここよ
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